脳は働き者…？

人類の歴史は戦いの歴史ともいわれますが、安全な社会となった現代日本では、いきなり敵に襲われてお互い命を懸けて戦うなんてシーンは漫画やアニメの中くらいでしか見られません。

かつて自分の身を守るための命綱だった武術は現代ではスポーツや健康法となって親しまれていますが、その動きを最新科学で紐解いていくと驚くべきことがわかったのです。

脳はサボる。

体を動かしているのは脳であることはご存じの方が多いと思います。目や耳などから刺激が入り、情報を得た脳から出た信号が神経を通って筋肉に伝達され、動きとして反映されます。

微細な情報や刺激でさえ、いちいち対応しなければならない脳は常に忙しい。

危険時以外なるべく省エネモードにしておきたい脳は、新しい情報を受け付けないようにしがちです。 それによって「新しい環境に躊躇する」ことにもなるのです。